このページはWeekly PLANET(2007年〜)でつづってきましたコラムです。

weeklyplanet 2009年1月  明けましておめでとうございます。お健やかに新春をお迎えのことと思います。混迷深まる世界の情勢ではあります。
しかし、ピンチの中にこそチャンスの芽はどこかで育っていることを若い人たちに伝えていきたいと思います。

そして、そのキーワードとして、アントレプレナーシップについて様々な人たちと語り合いたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


Weekly PLANET 2008.9.12 <学会週間>
コスモスが風に揺れて、秋の訪れを感じるこの頃です。 月初めから、日本経営学会、経営哲学学会の大会が開かれ、一週間東京暮らしが続いた。 最初の開催校の一橋大学では今年の統一テーマは「日本企業のイノベーション」。私のテーマに関係するソーシャル・イノベーションについても最新の報告を聞くことができた。朝から夕方まで、一心不乱に傾聴した。おかげで、早朝四時から目がさめてしまい、頭の中はアイデアがぐるぐると興奮状態。
次の経営哲学学会では、25周年記念のベイクルーズカンファレンスからスタート。次の日の報告が気になる。
いよいよ報告当日、ドキドキしている私の目の前に、威風堂々とせまる慶應義塾の東門。人間の成長にとって、畏敬の念はとても重要だと思うが、この門には、そんな気持ちにさせてくれる。
さっそく、福澤諭吉先生の銅像にご挨拶をする。
教室は、いつになくにぎやかだ。「社会起業家の理念と社会変革」について報告。数人の先生方からとても貴重な示唆をいただいた。昨年とは、何か雰囲気が違う。
まだまだ深みの無い研究ではあるが、時が味方してくれているのだろうか? 昔もこんなことがあったな。
今度こそ、私の道と決め、一筋に進んでいこう。

Weekly PLANET 2008.8.22 <のびやかな感性>
ひぐらしの鳴く声に季節の移ろいを感じるこの頃です。
今年も、連日猛暑の中、5日間に及ぶ、茨城大学の集中講義が終了した。
学生のほとんどは、小中の教師を目指す学生たちだ。
教師受難の時代に、険しい道を選ぶその”こころざし”を大いに讃えたい。
今年も「創造する」「表現する」「伝える」の3つをキーコンセプトに、仮想企業チームを作り、チーム対抗発表合戦やビジネスプランゲームを行い、感性と理性をフル回転してもらった。
時代の変化の話もたっぷりしてあげようと今年はドン・タプスコットの「ウィキノミクス」の中からいくつかおもしろいエピソードを伝えた。ゴールドコープ社の金鉱発見の物語は、学生たちの意識をぐっと未来へ運ぶようだ。
整理された概念より物語は、はるかに現実味を帯びて学生たちの心に響くものがあるのだろうか。
そして、毎年最後の日には、学生たちの好奇心とのびやかな感性に拍手を送りたくなってしまう。


Weekly PLANET 2008.7.11 居心地良い学生生活
風鈴の音の涼やかさにほっとするこの頃です。
さて、社会人学生としてのゼミも終了し、3回目の夏休みを迎える。今年は指導教官以外に2つのゼミを受講。労務管理研究と国際経営研究だ。
S先生のゼミでは、毎回、場所を変え2次会ゼミへと続く。若い修士から、卒業した先輩ドクターたちも顔を出す。研究をしていると孤独に陥いりがちになるが、このフランクな飲み会ゼミは、私のほっとできる場でもある。思いもかけないひらめきを感じたり、示唆をいただいたりと仲間からのなげかけは本当にありがたい。
もう一つのゼミは国際経営と名がつくだけに、韓国の先生の元、中国、台湾、日本と世代も異なり、バラエティに富んでいる。ここでは、それぞれの国の歴史や政治、文化を背景として多様な議論が始まる。これまた私にとっては知的興奮の時間でもある。
しかし、一つ困ったことがある。それは、とても居心地の良い学生生活なので、いつまでも続けていたいなと思ってしまうことである。

2008.6.12
紫陽花が雨の中咲いている。限りないと思えるような多彩な色を見せてくれる。
6月は名古屋と他県の大学でゲストスピーカーとしてお話をしに行くことになっている。
その理由としては、ITの分野での15年の経営の実践と経営学の社会人学生の経験がおもしろいと思われているようだ。
さて、何をテーマにしようかとあれこれと考える。
依頼者からは「ご自分の経験をお話し下さい」と言われるが、世代の違う人の経験談では、今の学生たちに伝えるインパクトは弱いだろう。
世代も価値観も超えて共通の心を持つ人間として、語り合えないだろうか。
そういえば、若い時から、いつも前進あるのみと進んできた。(最近はだいぶ後ろを振り向くようになったが)
時代の風は混沌としており、安心が脅かされ、ともすれば暗い気持ちになりがちな昨今。
こんな時代だからこそ、若い人たちには、夢や希望をもたせてあげたい。 まずは「迷っていたら、前に一歩を踏み出そう」という明るいメッセージを送ってみよう。
2008.5.20
日ごとに太陽のエネルギーが強くなってきたように感じます。
私の小さいころはもう少し四季の移ろいが穏やかで日差しもまろやかだったように 思えるのですが・・・
さて、先週から週二日の大学の講義の担当が始まり、急に忙しくなってきました。 そうなるとおっとりと向き合っていたことすべてに、時間という物差しが 伴ってきます。
今年の夏こそ、お気に入りの椅子とテーブルで、夕暮れ時のバルコニーで 一人冷たいシャンパンをいただこうなんて思っていたことも バルコニーでの、学生のリポート読破から始まりそうです。
ここだけは、異なる物差しを使って、ゆっくりと向き合わねばと思うこの頃です。

2008.5.4
川面に反射する陽の光も日ごとに強くなってきました。
まとまってとれる貴重な休みこそ、ふだんできない勉強のチャンス。 電子辞書を片手に取り組むものの、
ページ進まず、時は順調に過ぎる。

 さて、連休明けから、ご縁があり名古屋圏で初めて、経営学部の非常勤 講師として授業を担当することになる。
新たな学生たちとの出会いは、どんな交流をもたらしてくれるのだろうか。
この広い世界で、偶然の重なりから出会う人々。
感謝と期待をこめて。

2008.4.28
はなみずきの花が今この瞬間とばかりに咲きほこっています。
13日のシャンソン・ド・ジュディの発表会も無事すんでほっとしています。
今年は歌以外の表現として衣装と動作についてもあれこれと素人ながら工夫してみました。
その中で、YouTubeで世界中のアーティストの動画を見て研究することは、なにより私の大きな楽しみです。
例えば、ジュディ・ガーランドとライザ・ミネリ親子が仲良く「ハロードーリー」を歌い登場したり、ダイナ・ショアとペギー・リーが「Got Rhythm」を粋に唄ったり、ダリダの魅惑的な踊りと
そこでは、一流のアーティストの息吹が時空を超えて伝わってきます。
著作権等の課題を投げかけているものの、小さな個人が、過去までもさかのぼり多くの感性にふれることができる意味は大きいと思うのです。
2008.4.20
新緑がまぶしい今日この頃です。
岐阜の家にいる時はプードルのレオを連れて長良川の川岸を散歩することが私たちの楽しみになっている。
ここは、車も通らず人もまばらで、様々な鳥のさえずり、せせらぎの音が聞こえてくる。
歩くことの極度に少なかったこれまでの生活でこんな自然との対話が素敵なものかと、遅ればせながら驚きの発見だ。
中でも13歳のレオが気持ちの思うまま、あっちに寄り道、こっちに寄り道、好きな所へ自分の意志で向かっていく。
生きていることの楽しさを体全体で表現しているようだ。
そんな姿を見ていると、わたくしの心は喜びで満たされる。


2008.4.6
今年もシャンソン・ド・ジュディの発表会が近づいてきた。
大きな舞台でのステージも3回目を迎え、唄以外にも、気配りする余裕もでてきた。 これまでリハーサルで力を出し切ってしまい、いつも本番が納得いかない。
集中力をピタッとあわせることがなんとむずかしいことか。集中力とは糸のようにピンと張りつめており、その糸は、周りに不思議な空気をもたらす。
歌い手と聴衆が一つのリズムをかなでる調和の場かもしれない。 私もいつかそんなことが体験できるのだろうか。できたらいいな。
「20年早い!」と先生の声が・・・・・
2008.3.31
桜の花の見ごろは短いというものの、様々な姿を私たちに見せてくれます。
今年は8分咲きで楽しむ事となりましたが、感動が薄いのです。
なぜなんだろう。
例年、満開の桜を楽しんでいた。
桜の枝々のすべての花びらが咲きほこり、それを、まぶしく見上げる時、
こんなに美しく咲く花も今日限りの命なのかと惜しまれる。
思いきり咲き、思いきり散ってこそ、花の王者たるゆえんなのだろうか。
艶やかさと、いさぎよさを桜を通して、見ていたのかもしれない。
さて、今年はもう一度桜を見に行かなくては、始まらない。


2008.3.19
桜便りが待ち遠しいこのごろです。
桜の季節になると決まって、私は一年前、そしてもっと昔の
過ぎ去った日々へと心が飛んでいきます。
辛かったこと、楽しかったこと、すべてが淡々と思い起こされます。
桜の意味するものがそんな気持ちにさせるのでしょうか。
今年の桜は、どんな想い出へと連れていってくれるでしょうか。
また、楽しみな季節がやってきます。

2008.0302 節分も過ぎ、いよいよ2008年の活動開始です。
今年は、日々の暮らしを大切に、出会った方々との縁に感謝して進んでいきたいと思っています。
そんなことを考えているとベランダの椅子に伝書鳩がとまっています。
あっちを向き、こっちを向き、何か考えているようです。
その昔、通信手段が無かった時代、伝書鳩がもたらす情報に人々はどんな期待をもっていたのでしょうか。
今年こそは、明るい情報が世界を駆け巡るようになって欲しいと願います。



最近私は、JANET SEIDEL に夢中です。次回の発表会のためにジャネット風の
J'ai tendrai(待ちましょう)を練習しています。2007.6.25

Chanson de Jeudi 発表会
2007年9月15日(土)
岐阜ワシントンホテルガスライト,12時半〜


2007年の4月7日、Charles Trenet の「ラ・メール」を歌いました。
今回は、イベットジロー風のアレンジにとの希望をかなえていただき、とても華やかなものになりました。
 
   
みなさま応援ありがとうございます。


いつか懐かしのシャンソンを集め、CDを創ることができればと密かに想っています。
ここ数年たいへん忙しい生活で習いに行く暇もありませんでしたが、2006年の一月から再開しました。

2006年3月には「ばら色の人生」をバンドをバックにステージで歌うことができました。
そして、秋には、「パリの屋根の下」をピアノ伴奏で歌わせていただきました。


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数年前から仲間たちと素敵なコミュニティ空間を共有しています。
大人たちが楽しめる場を作ろうという思いから、オールディーズのジャズやシャンソンのコンサートを企画して4回目になります。
わたくし達の先生である、ジャズピアニストの浅田先生の奏でるピアノの音色としゃれた会話とお酒。会を重ねるごとに楽しみにしてくださる方が増えてまいりました。歌のリハーサル時からおいでくださる方やのワイン片手にいらっしゃる方、カメラ担当をしてくださる方とそこには、音楽を共通 の話題として楽しむ人々の生き生きした姿が見うけられます。
これからも音楽や会話に共鳴しながら、豊かなコミュニティを育てていきたいと思っています。こんな素敵な交流空間からつくばならではの大人の文化の発信が始まる気がいたします。
皆で大切に育てていきたい、コミュニティ空間です。